AKIYOSHIコラム⑤~ヨガの起源~
全7回のAKIYOSHIによるコラムになります。
つづき
今日まで続く、いわゆるヨガは、紀元前500年に紀元後200年頃にかけて形を成す過程にありました。

■ヨガの体系化、様々な文献
いわゆるヨガは、紀元前500年-紀元後200年頃にかけて形を成す過程にありました。この間、ヨガのシステムが出現し始め、ヨガの思想と実践方法について議論し、編纂した多くのテキストが作成されました。
ヨガ思想の最も有名な初期の表現の1つは、パタンジャリのヨガスートラですね!皆さん大好き!
学者たちは、テキストの元の名前はパタンジャラ・ヨーガ・シャストラ・サーンキャ・プラヴァチャナであり、西暦325年-425年の初期の世紀に作成されたと言われています。
他にも、ヨガ ヤジナヴァルキヤ/Yoga Yajnavalkyaや仏教書ヴィスディマガ/Visuddhimaggaなどあり、
各学派の解脱への道が明確に文献で残されている。
それから、宗教学派以外の形而上学的基礎は、
カウティリヤの『アルタシャストラ/Arthashastra』では、論理的思考や科学的思考の探究研究をしており、その中で、サーンキャやヨガそれからチャルヴァカについて言及している。
※ヨガ ヤジナヴァルキヤ/Yoga Yajnavalkya:紀元前100年-紀元後300年頃にかけて作られ、ヨガスートラ以前の文献で同じ様に8つステップで説明しており、ヨガスートラには無いクンダリーニの概念について言及している節もある。ヴェーダンタ色のヨガ文献。
※ヴィスディマガ/Visuddhimagga:紀元後300年頃。上座部仏教アビダルマ学説を反映し、仏教の道の理解と解釈を凝縮した体系化マニュアル。修行への心構えから涅槃の最終目的地への進行を7つのステップで説明しています。
※アルタシャストラ/Arthashastr:古代インドの政治書。法律、民事および刑事裁判制度、倫理、経済、市場および貿易の性質、大臣の審査方法、外交、戦争に関する理論、平和の性質、および国家の義務と義務に関する本が含まれています。何世紀にもわたって何人かの著者の作品である可能性が高く、紀元前2世紀-紀元3世紀の間に構成、拡張、編集された。
※チャルヴァカ/Carvaka:インドの唯物論の古代学派。
さらには、有名な叙事詩マハーバーラタもこの時期、紀元300年-紀元後300年頃に成立。バガヴァッドギーターも紀元前200年-紀元後100年ごろに成立しています。
ラーマーヤナは約2世紀頃完成。どれも戦いや神様のお話し。
昔、インド旅行中に電車でギーターを読んでいたら、どこかのお母さんに何を読んでるんだ?と聞かれ、ギーターと答えたら、お前わかってるじゃないと頷きながら、ギーターの説明を延々数時間してくれました。30分ぐらいだったら良かったんですけど、それくらい長い長い物語です。笑
■バガヴァッドギーター
バガヴァッドギーターは、
マハーバーラタの中の第6巻「ビーシュマ巻」に収められる全18章700詩節です。
戦の場面でアルジュナと言う青年が、従者でありなお神様であるクリシュナからウパニシャッドやサーンキャ等の様々なインド思想を織り交ぜながら、心や自由、モクシャについて学んでゆく物語。瞑想についての記述も多くあります。
ギーターの面白いところは、前回お話したバラモン権威に反して起こったシュラマナの活動により、衰退の危機を迎えたバラモン教が、自分たちの拠って立つ身分制社会を温存しようとする立場から説かれているところです。
中年のおじさんたちが若者に出家を思いとどまらせ、カーストによる宗教的社会的、義務責務を果たすように諭している場面が想像できます。こういったバックグランドを理解すると学びも深まりますね!
・
・
・
🚀呼吸と瞑想のTTC
ONEYOGA TTCを開催します!
呼吸法と瞑想の実践、ティーチングにフォーカスしたTTC。
🌟体験会/説明会は、5/28㈰9-11時
唯一無二。人々を新たな次元に誘う講座です。
詳細はホームページをご覧下さい。
@ak144ma2m010
ホームページのリンク ➤https://oneyoga-home.studio.site/