AKIYOSHIコラム④~ヨガの起源~

全7回のAKIYOSHI先生によるコラムになります。

つづきです!ヴェーダとは?のお話しをし、そのヴェーダの権威であるバラモンに対し自由思想を持つ個人グループが何故生まれたのか?

■何故絶対的権威に対する
宗教権威の象徴は絶対です。今日でもイスラム教では、戒律を破るとむち打ちやより厳しい刑罰の対象となる場合もあります。

我々現代日本人の感覚では、分かりにくいかもしれません。
生死を掛けても自身の信じる道を探求する先人たち。

何故バラモン教の権威に対して、新思想を持つ個人、グループが誕生してきたのか??

確かに、リグ・ヴェーダ(紀元前1700-1000年)のナサディヤ・スクタと言う賛美歌では、当時の人々が瞑想的な伝統を実践していたことを示唆しています。彼らは呼吸と生命エネルギーを制御する技術を使用していました。と言われていますし、宇宙の起源や神の性質に関する内容も書かれています。

それは、
❶メインストリームでななかったが、現代のヨガに繋がる修行を行っていた個人、グループがヴェーダの時代から存在していたと思われる。ヴェーダの祭祀によるものでは永遠の安らぎは得られない。解脱するための修行が必要だと考えていた人たちですね。

❷それから、ウパニシャッドが書かれ始めるまでのリグ・ヴェーダから数えても1200年から500年の時の隔たりがあります。僕らから見てどうでしょうか、いつの時代の話をしているのかってなりますよね。そうなるといつまでも古い考え方をしているのではなく、新しい知恵を求める人たちが現れてくるのは自然な流れ。アートマンとは何か?自己とは何か?と修行者以外の人たち以外の関心を抱くようになったから。

❸また、経済発展も大きな理由だと思います。ヴァルナの他階級、バラモンを嫌うクシャトリヤやヴァイシャ階級の人々が豊かになり力をつけ、❷の人たちのように、儀式を否定し、新思想を持つ個人グループを支援するようになったから。

あるクリシャトリヤは自らアートマンを探求し、そのクリシャトリヤにバラモンがその教えを学ぶという話しがウパニシャッドにあります。

余談ですが、この当時、他の文明国でも新しい知恵を探究するものたちが現れていました。

ギリシャでは、ソクラテス(紀元前469-399)、その弟子のプラトン(紀元前427-347)、中国では孔子(紀元前552-479)面白いですね。世界規模で新しい知恵を求める動きがあった時代ですね。

圧倒的権威に異を唱え、新しい道を探究し、自ら信じる道を追求し続ける。自分貫けるやつが本物。

現代にも通じますね。

それから、僕は人が正しいと言ったことが全て正しいとは、思いません。確かに古代人やそれを伝えてきた方がリスペクトはありますが、自身で実践し、経験しなければ、それは身につかないし、人に伝えられません。また現代の科学で明るくなることもあります。出る杭かもしれませんが、自身の道を歩んでいきます。

仏教、ジャイナ教やウパニシャッドの思想は後代まで残っていますし、それから現代に伝わるいわゆるヨガですね。

続きは、現代に伝わるいわゆるヨガの体系化、パタンジャリのヨガスートラなど文献についてお話しします!



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