AKIYOSHIコラム③~ヨガの起源~

全7回のAKIYOSHI先生によるコラムになります。

ヴェーダ時代が長く安定して続いていたのに、何故突如として自由思想の下、様々な考えがインド思想圏に現れてきたのか。
気になりますね。見ていきましょう。

■ヴェーダとは
まず、ヴェーダとは?
これだけでも長くなってしまうので簡潔に。

現存するインド最古の文献で、サンヒター(本集)とブラーフマナ、アーラニヤカ、ウパニシャッドの三種の付属文献から成っています。それらは、祭式において唱え歌われる賛歌でしたり、祭式の手順が書かれていたり、祭式の神秘的な意義を説き明かすものでしたり、神秘思想について書かれている文献集です。本来は、師から弟子へと主に口伝により伝わってきました。

これらヴェーダ、ヴェーダの神々を信仰していたアーリア人がインド北西部に侵入(紀元前1500年頃)、定住、発展する間に次第に形成されていった文献、または信仰。これらの時代をヴェーダ時代と言い、信仰をバラモン教と言います。

バラモン教は、自然現象を神々として畏敬し、供犠によって神を祭ることで災厄を免れ、幸福がもたらされると信じていました。(バラモン教は、インド土着信仰と融合し後にヒンドゥー教と成り発展します。)

ヴェーダの時代は、学者にもよりますが紀元前5000年-紀元前4000年頃から続いていると言われ、後期ヴェーダ時代(紀元前1000年-紀元前500年頃)にウパニシャッドが纏められました。ウパニシャッドの時代と言ってもいいでしょう。
最古のサンヒターからウパニシャッド成立までの間には、約1000年もの時が空いているといわれています。これが大きなポイントです。ミソです肝です。
今から1000年後、、
今のヨガは残っているでしょうか。
いえ、残していくのです!

先程も書きましたが、バラモン教は、ヴェーダの内容は、当然ですが祭式に関わるものばかりで、戦や子孫繁栄、豊作雨乞いや長寿など、さまざまな願望を成就するために祭式を行っていました。なんとなくわかりますが、笑

それから時は経ち、紀元前800年頃、別のアーリア人グループがインド北西部へ再び侵入されたと言われています。アーリヤ人たちは、既に定着農耕の生活に入っていて、鉄器の使用も始まり、彼らの生活は更に安定したものと成っていました。食料供給が安定しますからね。そうなると人口も増え、祭祀に関わる人、農耕に従事する人、戦に出る人、そうでない人。管理しやすくするため、自分たちや信仰の優位性を保つため、身分階級を明確にするため。バラモン教はヴァルナ制度と言われる、身分制度が確率されました。後のカースト制度ですね。

※ヴァルナとは、色を意味し、インドネイティブのドラヴィタ系は肌が黒く、アーリア系は、薄いため階級や身分を肌の色の違いで分けていた。混血が進んでいても、何百年経った現在も身分制度として残る。

同じ頃、ウパニシャッドと言われるヴェーダの奥義書と言われる、文献が作られ、纏められ始めました。

これは、バラモン教の祭式至上主義に満足しないものたちの間に真理の探究を目指す者たちが現れたと言われています。ウパニシャッドは、先日話した内容ですね。

宇宙の根本原理ブラフマンと自我の根本原理アートマンとが究極的に同一である梵我一如を悟ることによって解脱の境地に到達できると言われ、身体と感覚を使った修行をしていました。

宗教改革は、ルターや鎌倉仏教をよく聞きますが、やはりそれは権威との対立がクローズアップされますね。

■何故絶対的権威に対するグループが誕生してきたのか?
ただ、何故バラモン教の権威に対して、新思想を持つ個人、グループが誕生してきたのか??

長くなってしまい、ここで一旦切ります🙇🏽
気になりますよね、、

宗教権威の象徴は絶対です。今日でもイスラム教では、戒律を破るとむち打ちやより厳しい刑罰の対象となる場合もあります。

我々現代日本人の感覚では、分かりにくいかもしれません。

生死を掛けても自身の信じる道を探求する先人たち。



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